オフィス移転にかかる費用/予算決めに役立つ12の項目
オフィス移転にかかる費用
オフィスが移転することが決まった時に考えること。
日本全国では年間1万社を超える企業が本社移転を行っており、
御社にとっても他人事ではないかもしれません。
移転(引っ越し)を行う際に気になるのが費用。
オフィス移転の費用と一言でいっても、
退去費、引越し代、家具備品、内装工事代など
様々なコストがかかります。
概算でどのぐらいかかるのか、
ここでは、オフィス移転に伴う費用についてご説明いたします。
オフィス移転を実施する際のご参考になりましたら幸いです。
オフィス移転にかかる費用をコストシュミレーション
一般的に、オフィス移転にかかる費用は、
以下の公式で求めることができます。
1.退去に伴う現状回復費
1坪あたり4万円ぐらいが平均相場です。
2.引越し代
社員一人あたり3万円が相場
廃棄処理量は、2トン車1台で8万円程度、4トン車1台で15万円程度です。
3.新オフィスにかかる費用
内装工事費は、1坪あたり15万円が相場
家具備品は、1人あたり、10万円から15万円。
インフラ環境(電気、電話、LAN)の整備費が、社員一人あたり8万円。
上記でみておくと、大まかな概算費用が見えてくるでしょう。
オフィス移転にかかる費用詳細
こちらはオフィス移転に関わる各費用の詳細です。
事務所によっては要る要らないがあると思いますので、
こちらをご覧頂くと、より正確に費用の概算がみえてくると思います。
1.現状回復費用に関して
1坪あたり4万円の費用の中には、
タイルカーペットやソフト巾木などの撤去工事。
間仕切りの撤去と処分、電気LAN敗戦の処分、天井の補修、
壁の塗り替え・補修、(+場合によってはクリーニング費)などが
一般的に含まれています。
2.引越し費用に関して
社員一人あたり3万円の相場には、
作業員の作業代、運搬車の使用料、梱包資材費、養生費、台車、
道路使用許可申請費などが一般的に含まれています。
3.通信工事に関して(電気・電話・LANなど)
コンセントOAタップ、電気配線、電話配線工事、
LAN配線、作業費などが含まれています。
(HUB、ルーターは別途)
4.会議室
スチールパーティションのみの費用となると
小会議室(4~6人利用)で約40万、中会議室(8~10人利用)で45万。
大会議室(12人~20人利用)で55万。
備品代は、小会議室で約10万、中会議室で30万、大会議室で40万が
相場となっています。
5.ブース・ミーティングルーム
ブースやミーティングに必要なローパーティションは、
L字2面立てで、約12万円ぐらいが相場です。
6.更衣室
更衣室は、欄間(らんま)開きのアルミパーティションを使うと、
大サイズで26万、中サイズで22万、小サイズで18万ぐらいが相場です。
(煙探知機や照明、消防設備などを除く)
7.倉庫・書庫・防災備蓄関係
欄間開きのアルミパーティション使用で、9.7平米で27万。
5.4平米で22万ぐらいが相場です。
8.喫煙室(分煙機は除く)
喫煙室は仕様によって金額が変わります。
エアリウムカウンターや、分煙機の設置など
状況によって変わりますので、別途お見積りされたほうが
正確な予算が把握できます。
9.受付周り
エントランスの社名看板や受付電話代などをふくめると、8万円程が相場ですが、
造作の程度によって、費用は大きく変わります。
10.役員室
スチールパーティションの費用は30平米で55万円ぐらい。
家具備品代は、デスク1台、サイドテーブル、イス1脚、ワードローブ1本、
書庫2本、5名掛けの応接セットなどで、約40万円ほどの費用が相場です。
11.リフレッシュルーム
ローパーティションのみの費用で、
L字2面立てで、約12万円ぐらいが相場です。
12.サーバールーム
サーバールームのスチールパーティションの費用は、
9.7平米で37万円。
その他、既存のサーバーラックをどうするかなどにより
費用は大きく変わります。
まとめ
オフィス移転にかかる費用は、大きくわけると、
退去、引越し、新オフィスにかかる費用の3つに分かれます。
退去、引越し費用の相場は大きく変わることはありませんが、
特に、新オフィスにかかる費用は、既存の家具を利用するのか、
新しい事務所のコンセプトやデザイン、働き方によって大きく変わります。
移転する際は、必ず「目的」があって実施されるものです。
予算との兼ね合いも考慮しながら、より最適なオフィス緩急を構築頂けましたら幸いです。